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360°画像を配置する

tyranoVRでは360°写真も簡単に配置することができます。
360°見渡すことで、その場にいるような臨場感を楽しむことができます。

360°見渡せる画像は全天球写真とも呼ばれ、最近は安価なカメラもたくさん登場しています。

おすすめは「Theta」です。安いモデルだと¥20,000程度で購入できます。



https://theta360.com/ja/

それでは、早速表示してみましょう。
基本は、通常通りイメージを表示するのとあまり変わりません。

まずは、360°画像を入手しましょう。
以下のサイトで、フリーの360°画像が配布されているので、ダウンロードして入手します。

https://www.caret-works.net/other/other.html

どれでも良いですが、今回は猿島トンネルの写真を使わせてもらいます



ダウンロードしたら展開したら、中に入っている「sphere_tunnel.jpg」というファイルをimageフォルダに配置してください。

360°イメージを表示する場合は[image360]タグを使用します
次のスクリプトを打ち込んでください。


;イメージを定義する
[image_new id="tunnel" storage="sphere_tunnel.jpg"]

;360°イメージを表示する
[image360 id="tunnel" time=1000 ]

360°イメージを表示しました。[p]


保存して実行してみましょう。



表示しても、黒い枠が表示されていて、360°見渡せません。

実はtyranoVRでは、初期状態では映画館のように、前方方向にフレームが配置されています。

360°見渡す時は、このフレームを消さなくてはなりません。
次のスクリプトを試してください。


;イメージを定義する
[image_new id="tunnel" storage="sphere_tunnel.jpg"]

;360°イメージを表示する
[image360 id="tunnel" time=1000 ]

;フレームを削除する
[frame_hide time=1000 ]

360°イメージを表示しました。[p]
これで、360°見渡せるイメージを配置できましたね

方向を変更する

トンネルの画像を表示できましたが、トンネルの道が正面にあったほうが、見栄えが良いですよね。
表示するときに、パラメータで指定すれば変更できます。


;イメージを定義する
[image_new id="tunnel" storage="sphere_tunnel.jpg"]

;360°イメージを表示する
[image360 id="tunnel" yr=50 time=1000 ]

;フレームを削除する
[frame_hide time=1000 ]

360°イメージを表示しました。[p]

[image360 id="tunnel" yr=50 time=1000 ]
yrパラメータで50°回転させた状態で表示することができます。

この状態だと、トンネルが正面を向いて表示されました。


いかがでしょう。簡単ですね。
もちろん、360°画像を表示しながら、他のイメージを配置することができます。

また、360°ムービーも表示できるのでお試しください。

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