• VRスクリプティング&VRコンテンツ製作キット。
クイック検索

基本

[ ] で囲まれた部分がタグになります。
@で始まる行も、タグとして認識しますが、1行で記述しなければなりません
;(セミコロン)で始まる行はコメントとして扱われます。
複数行にわたってコメントにする場合は、/* からはじめて */ で 閉じることでコメントになります。 
すべてのタグにcond属性があります。JS式を記述して、その結果が真の場合のみタグが実行されます
_(半角アンダーバー)で始まる行は、文章の前に空白を挿入することができます。

[loadjs] 外部JavaScriptファイル読み込み

  • マクロ・変数・JS操作

外部JavaScriptファイルをロードします
無制限な機能拡張が可能です
JSファイルは/data/others フォルダ以下に格納してください

パラメータ必須解説
storage ロードするJSファイルを指定します
  • サンプルコード

[loadjs storage="sample.js" ]


[web] Webサイトを開く

  • その他

指定したWebサイトをブラウザで開くことができます。
VRモードは強制的に解除されますのでご注意ください。

パラメータ必須解説
url 開きたいWebサイトのURLを入れてください。
  • サンプルコード

公式サイトを開きます[p]
[web url="https://vr.tyrano.jp"]



[anim] アニメーション効果

  • アニメーション

オブジェクトにアニメーション効果を与えることができます。
対象はイメージ、3Dモデル、サウンドなど様々です。

パラメータ必須解説
name アニメーションをさせたいオブジェクトのnameを指定してください
method × アニメーションの種類を選択します。デフォルトはposition。 rorateを指定すると角度を指定できます。direction
x × アニメーション先のx座標を指定してください。methodにrotateを指定した場合はX軸回転度を指定します(0〜360)
y × アニメーション先のy座標を指定してください。methodにrotateを指定した場合はY軸回転度を指定します(0〜360)
z × アニメーション先のz座標を指定してください。methodにrotateを指定した場合はZ軸回転度を指定します(0〜360)
repeat × アニメーションのリピート回数を指定できます。デフォルトは0です
time × アニメーションにかける時間を指定できます。ミリ秒で指定して下さい。デフォルトは2000
effect × アニメーションの仕方を指定できます。デフォルトはease-in-out。(linear/ease/ease-in/ease-out/ease-in-out など)
wait × アニメーションの完了を待つか否かを指定できます。trueかfalseを指定してください。デフォルトはtrue
relative × trueを指定すると今あるオブジェクトの位置を基準に指定された座標分移動します(相対座標)falseを指定すると絶対座標として指定された位置に移動します。デフォルトはfalse
  • サンプルコード

[anim name="target" x=10 y=10 z=-5]


[audio_new] オーディオファイル定義

  • オーディオ関連

VR空間で使用するオーディオファイルを定義します。
定義しておくことで事前に読み込んでおくことが出来るので、スムーズに再生できます。
実際にファイルを使用する場合は[playbgm]を使用してください。

パラメータ必須解説
id オーディオファイルに付与するidを指定してください
storage 音楽ファイルを指定してください。音楽はbgmフォルダに配置します。形式についてはmp3形式を推奨しています
folder × bgmフォルダ以外に配置したファイルを読み込みたい場合は、ここにフォルダ名を指定してください
preload × trueかfalseで指定します。デフォルトはtrue。オーディオファイルを予めロードするかを指定できます
  • サンプルコード

[audio_new id="music1" storage="sample.mp3"]
[playbgm id="music1" ]



[playbgm] BGMの再生

  • オーディオ関連

BGMを再生します

パラメータ必須解説
id × [audio_new]タグで指定したidのファイルを再生できます。name
storage × 音楽ファイルを直接指定できます。音楽はbgmフォルダに配置してください。この場合はidを指定しないでください。ただし、読み込みまでに時間がかかる場合があります。
loop × trueかfalseを指定します。trueを指定するとBGMをループして再生します
volume × 音量を指定できます 0〜100 の間で指定してください。0を指定すると無音になります
  • サンプルコード

[audio_new id="music1" storage="sample.mp3"]
[playbgm id="music1" ]


[stopbgm] BGMの停止

  • オーディオ関連

再生中のBGMを停止します

パラメータ必須解説
name 停止させたいbgmのname(id)を指定します
  • サンプルコード

[audio_new id="music1" storage="sample.mp3"]
[playbgm id="music1" ]
停止[p]
[stopbgm name="music1" ]


[playse] 効果音の再生

  • オーディオ関連

効果音を再生します

パラメータ必須解説
id × [audio_new]タグで指定したidのファイルを再生できます。
name × オーディオにnameを指定できます。停止する際などにこの名称を指定して停止させることができます
storage × 音楽ファイルを直接指定できます。音楽はbgmフォルダに配置してください。この場合はidを指定しないでください。ただし、読み込みまでに時間がかかる場合があります。
loop × trueかfalseを指定します。trueを指定すると効果音がループして再生します。デフォルトはfalseです
volume × 音量を指定できます 0〜100 の間で指定してください。0を指定すると無音になります
x × 効果音が鳴る位置を指定します。VR空間のX座標を指定してください
y × 効果音が鳴る位置を指定します。VR空間のY座標を指定してください
z × 効果音が鳴る位置を指定します。VR空間のZ座標を指定してください
layer × 配置するレイヤを指定します。space(VR空間に配置)eye(常に目線に追従する) を選択します。デフォルトはspaceです。eyeを指定すると頭の向きに影響されず、効果音を特定の方向から鳴らすことができます
  • サンプルコード

[audio_new id="music1" storage="sample.mp3"]
[playse id="music1" x=2 y=2 z=1.2 ]


[stopse] 効果音の停止

  • オーディオ関連

再生中の効果音を停止します

パラメータ必須解説
name 停止させたい効果音のnameを指定します
  • サンプルコード

[audio_new id="se1" storage="sample.mp3"]
[playse id="se1" loop=true]
停止[p]
[stopse name="se1" ]


[frame_show] 画面フレームの表示

  • エフェクト

VR空間の四角い枠を表示します。
通常は、表示された状態で開始されます。

パラメータ必須解説
time × フレーム表示にかける時間をミリ秒で指定します。デフォルトは1000
wait × trueかfalseを指定します。trueを指定するとフレームの表示完了を待ちます。デフォルトはtrue
  • サンプルコード

;フレームを消す
[frame_hide time=3000 ]
;フレームを表示する
[frame_show time=3000 ]



[frame_hide] 画面フレームの非表示

  • エフェクト

VR空間の四角い枠を非表示にします。
360度見渡すことができるようになります。

パラメータ必須解説
time × フレーム非表示にかける時間をミリ秒で指定します。デフォルトは1000
wait × trueかfalseを指定します。trueを指定するとフレームの非表示完了を待ちます。デフォルトはtrue
  • サンプルコード

;フレームを消す
[frame_hide time=3000 ]
;フレームを表示する
[frame_show time=3000 ]



[mask] 視界を遮断する

  • エフェクト

VR空間で一時的に視界を遮ります。
他の空間へ移動するときやVR空間を生成している間はマスクをかけておくと便利です。
再度視界を開放する場合は[mask_off]タグを使用してください

パラメータ必須解説
time × マスク表示にかける時間をミリ秒で指定します。デフォルトは1000。
wait × trueかfalseを指定します。trueを指定するとマスク完了を待ちます。デフォルトはtrue
color × 視界を遮るときに色を指定できます。0x000000形式で指定してください。
  • サンプルコード

;マスクをかけて視界を遮ります
[mask time=3000 ]

;ここで色々な処理。VR空間の構築など

;マスクを外して再開
[mask_off time=2000 ]



[mask_off] マスクを外す

  • エフェクト

[mask]で遮断した視界を回復させます。

パラメータ必須解説
time × マスクを外すのにかける時間をミリ秒で指定します。デフォルトは1000。
wait × trueかfalseを指定します。trueを指定するとマスク解除の完了を待ちます。デフォルトはtrue
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード

;マスクをかけて視界を遮ります
[mask time=3000 ]

;ここで色々な処理。VR空間の構築など

;マスクを外して再開
[mask_off time=2000 ]



[p] 改ページクリック待ち

  • メッセージ関連

改ページをともなうクリック待ちで使用できます

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード

テキスト表示[p]
テキスト表示[p][r]


[jump] シナリオのジャンプ

  • ラベル・ジャンプ操作

指定されたファイルの指定されたラベルに移動します
callとの違いは、jumpはコールスタックに残りません。つまり、一方通行です。ラベルの指定は必須です。

パラメータ必須解説
storage × 移動するシナリオファイル名を指定します。省略された場合は現在のシナリオファイルと見なされます
target × ジャンプ先のラベル名を指定します。省略すると先頭から実行されます
  • サンプルコード


; second.ks というシナリオファイルの *start ラベルへ移動する
[jump storage=second.ks target=*start]



[s] ゲームを停止する

  • システム操作

シナリオファイルの実行を停止します。
buttonタグで選択肢表示した直後などに配置して利用する方法があります。

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード

[button id="button01" target="label1"]
[button id="button02" target="label2"]
[s]


[wait] ウェイトを入れる

  • システム操作

ウェイトを入れます。time属性で指定した時間、操作できなくなります。

パラメータ必須解説
time ウェイトをミリ秒で指定します。
  • サンプルコード

;2000ミリ秒(2秒)処理を停止します
[wait time=2000]


[wait_cancel] ウェイトをキャンセルする

  • システム操作

[wait]タグで待ち状態のスタックが存在する場合、キャンセルできます。
これは[wait]中にボタンクリックなどでジャンプした先でキャンセルするような使い方をします。

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード



[nowait] 文字表示の瞬間表示

  • システム操作

待ち時間なしに、テキストを配置します。

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[endnowait] テキストの瞬間表示を取り消します。

  • システム操作

テキストメッセージは前回nowaitタグを指定した時のスピードへ戻ります

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[eval] 式の評価

  • マクロ・変数・JS操作

expで示された式を評価します。変数への値の代入などに使用されます。
exp には任意の TJS(JS) 式を指定できるので、TJS(JS) として有効な式であれば 何でも評価できます。

パラメータ必須解説
exp 評価するTJS式を指定します。
  • サンプルコード

[eval exp="f.test=500"]
;↑ゲーム変数 test に数値を代入している
[eval exp="f.test2='文字列'"]
;↑ゲーム変数 test2 に文字列を代入している
[eval exp="sf.test=400"]
;↑システム変数 test に数値を代入している
[eval exp="f.test2=f.test*3"]
;↑ゲーム変数 test2 に ゲーム変数 test の 3 倍の数値を代入している


[clearvar] ゲーム変数の全消去

  • マクロ・変数・JS操作

ゲーム変数をすべて消去します

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[clearsysvar] システム変数の全消去

  • マクロ・変数・JS操作

システム変数を全消去します

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[clearstack] スタックの消去

  • マクロ・変数・JS操作

システムが管理するスタックを消去します。
スタックとはゲームを進める中で Call、マクロ呼び出し、 if 文などを通過した時に
呼び出し元に帰ってくるために保持するメモリ領域です。
通常のノベルゲームであれば、特に問題はおきませんが
Call の途中でジャンプ。if文の中でジャンプ
などを繰り返した場合、回収されないスタックが溜まっていきます。
これらは、セーブデータの肥大化などを引き起こす場合ばあるので
戻るべきスタックが無い場面でこのタグを配置しておくことをオススメします。
きりの良い場所などです。(タイトル 章の始まり)

パラメータ必須解説
stack × call if macro のいづれかを指定できます。特定のスタックのみ削除することができます。指定しなければ全てのスタックを削除します。

[trace] コンソールへの値の出力

  • その他

expで指定された式を評価し、結果をコンソールに出力します。
【KAG3吉里吉里の場合】
コンソールは Shift+F4 で表示されるほか、Config.tjs 内で logMode を設定することに より、ファイルに記録することもできます。
【ティラノスクリプト ブラウザの場合】
ブラウザのウェブインスペクタからコンソールを確認してください

パラメータ必須解説
exp × 評価するTJS(JS)式を指定します
  • サンプルコード

[trace exp="f.test"]
; ↑ ゲーム変数 test の内容を コンソール に出力する


[title] タイトル指定

  • システム操作

ゲームタイトルを指定します。
例えば、章ごとにタイトルを変えるとプレイヤーからわかりやすくなります。
吉里吉里の場合、アプリのウィンドウタイトル。
ティラノスクリプトの場合、ブラウザタイトルが変わります

パラメータ必須解説
name 表示したいタイトルを指定してください
  • サンプルコード

[title name="変更後のタイトル"]


[iscript] JavaScriptの記述

  • マクロ・変数・JS操作

[iscript]と[endscript]に囲まれた箇所にJavaScriptを記述することができます。
TJSの式にも適応できますが、ティラノスクリプトとの動作互換はありません

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード

[iscript]

var test = 22;
f.name = test;
alert("javascriptの関数にもアクセス可能");
//jqueryも利用可能 コメントもJS方式利用可能
$("body").html();

[endscript]


[endscript] JavaScriptの終了

  • マクロ・変数・JS操作

JavaScriptの記述を終了します

パラメータ必須解説
stop × endscriptに到達した時、ここにtrueを指定すると次のタグに進ませない。scriptの中でjumpした時などに指定する。デフォルトはfalse

[emb] 式評価結果の埋め込み

  • マクロ・変数・JS操作

exp で示された式を評価(実行)し、その結果を埋め込みます。
変数をシナリオ中に表示させたい場合に使います。

パラメータ必須解説
exp 評価するTJS(JS)式を指定します。ここで評価された式がembタグと置き換わります
  • サンプルコード

[eval exp="f.value1='変数の値だよ~ん'"]
とどこかで書いておいて、
[emb exp="f.value1"]
と書くと、この emb タグが 変数の値だよ~ん という内容に置き換わります。


[if] 条件分岐

  • マクロ・変数・JS操作

式を評価し、その結果が true ( または 0 以外 ) ならば、 elsif・else・endif のいずれかまでにある文章やタグを実行し、 そうでない場合は無視します。

パラメータ必須解説
exp 評価する TJS 式を指定します。この式の結果が false ( または 0 な らば、elsif・else・endif タグまでの文章やタグが無視されます。
  • サンプルコード

; 例1
[if exp="false"]
ここは表示されない
[else]
ここは表示される
[endif]

; 例2
[if exp="false"]
ここは表示されない
[elsif exp="false"]
ここは表示されない
[else]
ここは表示される
[endif]

; 例3
[if exp="false"]
ここは表示されない
[elsif exp="true"]
ここは表示される
[else]
ここは表示されない
[endif]

; 例4
[if exp="true"]
ここは表示される
[elsif exp="true"]
ここは表示されない
[else]
ここは表示されない
[endif]


[elsif] それまでの if の中身が実行されていなかったときに、条件付きで実行

  • マクロ・変数・JS操作

if タグと endif タグの間で用いられます。 それまでの if タグまたは elsif タグの中身がひとつも実行されていないときに 式を評価し、その結果が真ならば elsif から次の elsif・else・endif までの間を実行します。
使い方の例については、if タグの項目を参照してください。

パラメータ必須解説
exp 評価する JS 式を指定します。

[else] if の中身が実行されなかったときに実行

  • マクロ・変数・JS操作

if タグもしくは elsif タグ と endif タグの間で用いられます。 if または elsif ブロックの中身がひとつも実行されていないとき、 else から endif までの間を実行します。
使い方の例については、if タグの項目を参照してください。

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[endif] if文を終了します

  • マクロ・変数・JS操作

if文を終了します。必ずif文の終わりに記述する必要があります

パラメータ必須解説
exp × 評価する TJS 式を指定します。

[call] サブルーチンの呼び出し

  • マクロ・変数・JS操作

指定されたシナリオファイルの指定されたラベルで示される サブルーチンを呼び出します。
呼び出されたサブルーチンは、 return タグで 呼び出し元や任意の場所に戻ることができます。

パラメータ必須解説
storage × 呼び出したいサブルーチンのあるのシナリオファイルを 指定します。省略すると、現在 のシナリオファイル内であると見なされます。
target × 呼び出すサブルーチンのラベルを指定します。省略すると、ファイルの先頭から実行されます。

[return] サブルーチンから戻る

  • マクロ・変数・JS操作

サブルーチンから呼び出し元に戻ります。
KAG3の任意の場所へのリターンは廃止しました。
(必要な場合はCallで代用してください)

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[macro] マクロの記述

  • マクロ・変数・JS操作

マクロ記述を開始します。新しいタグを定義することが出来ます。
このタグから、endmacro タグまでにある文章やタグは、 name 属性で指定されたタグとして登録され、以後使用できるようになります。
マクロ中に書かれたタグには、特別に % を頭につけた属性の値を指定することができます。 % 以降にはマクロに渡された属性名を指定します。すると、マクロに渡された属性の値をその属性の値とすることができます。このとき、| を使って属性の省略値を指定することもできます ( 下の例参照 )。 属性名には小文字を用いてください。
また、属性の代わりに * を書くと、マクロに渡されたすべての属性をそのタグに渡すこと ができます。

パラメータ必須解説
name マクロの名前を指定してください。以後この名前で新しいタグが定義され呼び出せるようになります。
  • サンプルコード

[macro name="newtag"][font color=0xff0000]新しいタグです[resetfont][endmacro]
[newtag]
[macro name="colortag"][font color=%iro]iro 属性付きのタグ[resetfont][endmacro]
[colortag iro=0x332211]
; ↑ colotag に渡された iro 属性の値が font タグの color 属性に渡される
[macro name="transwait"][trans *][wt][endmacro]
; ↑ この transwait に渡されたすべての属性が trans タグに渡される
[macro name="colortag"][font color=%iro|0xff0000]iro 属性付きで省略値をしていしたタグ[resetfont][endmacro]
; ↑ % の属性の値では、 | のあとに続けて、その属性の省略値を指定することができます


[endmacro] マクロを終了します

  • マクロ・変数・JS操作

マクロの終了タグです

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[erasemacro] マクロの削除

  • マクロ・変数・JS操作

登録したマクロを削除します

パラメータ必須解説
name 削除するマクロ名を記述してください

[ignore] 条件によりシナリオを無視

  • マクロ・変数・JS操作

式を評価し、その結果が true ( または 0 以外 ) ならば、endignore タグまでにある文章 やタグが無視されます。

パラメータ必須解説
exp 評価する TJS 式を指定します。この式の結果が true ( または 0 以外 )ならば、endignore タグまでの文章やタグが無視されます。

[endignore] ignoreの終了

  • マクロ・変数・JS操作

ignoreを終了します

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません

[plugin] プラグイン読み込み

  • システム操作

外部プラグインを読み込むことができます。
プラグインはdata/others/plugin/ フォルダに配置します。

また、pluginタグは引数を自由に渡すことができます。
例えば
[plugin name="original1" font_color="black" myname="シケモク" ]

のようにすると、プラグイン先のinit.ks 内で
mp.font_color
mp.myname
のような形で引数を利用できます。

これを &mp.font_color のように使うことで、カスタマイズ可能なプラグインが作れます。
ただ、マクロで使用可能だった%font_color のような形の使用はできませんので注意。

パラメータ必須解説
name data/othres/plugin以下の配置したフォルダ名(プラグイン名)を指定する
storage × 最初に読み込むシナリオファイルを変更できます。デフォルトはinit.ks です。
  • サンプルコード

;テーマ変更
[plugin name="original1" ]

;自由に引数を渡すことも可能
[plugin name="original1" font_color="black" arg2="aaaaaa" ]



[start_keyconfig] キーコンフィグ操作の有効化

  • システム操作

キーコンフィグが無効の場合、再開することができます。

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード

[start_keyconfig]



[stop_keyconfig] キーコンフィグ操作の無効化

  • システム操作

キーコンフィグを一時的に無効にすることができます。
再開させる場合は[start_keyconfig]タグを使用してください。

無効になるのは
・マウス操作
・キーボード操作
・マウスのスワイプ操作

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード

[stop_keyconfig]
ここは無効。
ここも無効。
[start_keyconfig]
ここから、キーコンフィグ設定が有効。



[image_new] 新規イメージの定義

  • イメージ

VR空間で使用するイメージを定義します。

パラメータ必須解説
id イメージ付与するidを指定します。実際にVR空間にイメージを表示するときに使用します
storage ロードする画像ファイルを指定します。ファイルはimageフォルダに配置してください。
folder × 好きなフォルダから画像を選択できます。imageフォルダ以外に配置した場合はここにフォルダ名を指定してください
  • サンプルコード

[image_new id="image1" storage="room.png" ]



[image] イメージの表示

  • イメージ

VR空間にイメージを表示します。

パラメータ必須解説
id [image_new]タグで指定したidのファイルをVR空間に表示します。name
layer × 配置するレイヤを指定します。space(VR空間に配置)eye(常に目線に追従する) を選択します。デフォルトはspaceです
x × VR空間のX座標を指定してください
y × VR空間のY座標を指定してください
z × VR空間のZ座標を指定してください。数値が大きくなると遠くに配置されます
xr × 物体のX軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
yr × 物体のY軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
zr × 物体のZ軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
time × イメージの表示にかける時間を指定できます。ミリ秒で指定してください。デフォルトは1000
wait × trueかfalseを指定。イメージ表示の完了を待つか否かを設定できます。デフォルトはtrue
scale × イメージの表示倍率を設定できます。例えば2を指定すると2倍の大きさ。0.5を指定すると半分の大きさでVR空間に表示されます。デフォルトは1
  • サンプルコード

;イメージを定義
[image_new id="image1" storage="room.png" ]

;VR空間にイメージを表示
[image id="image1" storage="room.png" ]



[free] オブジェクトの非表示

  • イメージ

VR空間表示したオブジェクトを非表示にします。
イメージ、ムービー、全天球写真などに対応します。

パラメータ必須解説
name 非表示にするオブジェクトのnameを指定してください。
time × 非表示にかける時間を指定できます。ミリ秒で指定してください。デフォルトは1000
wait × trueかfalseを指定。タグの完了を待つか否かを設定できます。デフォルトはtrue
  • サンプルコード

;イメージを定義
[image_new id="image1" storage="room.png" ]

;VR空間にイメージを表示
[image name="image1" id="image1" x=10 y=3 z=5 ]

;VR空間のイメージを非表示
[free name="image1" time=3000 ]




[freeall] オブジェクトの非表示

  • イメージ

VR空間表示したオブジェクトをすべて非表示にします。
イメージ、ムービー、全天球写真などに対応します。

パラメータ必須解説
layer × 特定のレイヤのみをクリアすることができます。space か eye を指定します。allを指定すると全て消えます。デフォルトはall
  • サンプルコード

;イメージを定義
[image_new id="image1" storage="room.png" ]

;VR空間にイメージを表示
[image name="image1" id="image1" x=10 y=3 z=5 ]

;VR空間のイメージを非表示
[freeall ]




[image360] 全天球イメージ表示

  • イメージ

全天球イメージ表示を表示します。
360°見渡す場合は[frame_hide]でフレームを解除してください。

パラメータ必須解説
id [image_new]で指定した全天球画像のidを指定してください
name × イメージにnameを付与することができます。このnameは削除するときに使用します。指定しない場合はid名が適応される
time × イメージの非表示にかける時間を指定できます。ミリ秒で指定してください。デフォルトは1000
wait × trueかfalseを指定。タグの完了を待つか否かを設定できます。デフォルトはtruexr
yr × 画像のY軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
zr × 画像のZ軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
  • サンプルコード

[image_new id="image1" storage="room.jpg" ]

;VR空間のイメージを非表示
[image360 name="image1" ]



[movie_new] 新規ムービーの定義

  • ムービー

VR空間で使用するムービーを定義します。

パラメータ必須解説
id ムービー付与するidを指定します。実際にVR空間に表示するときに使用します
folder × ムービーファイルを配置するフォルダを指定できます。デフォルトはvideoフォルダです
layer × 配置するレイヤを指定します。space(VR空間に配置)eye(常に目線に追従する) を選択します。デフォルトはspaceです
storage ロードする動画ファイルを指定します。ファイルはvideoフォルダに配置してください。推奨はmp4形式となります
preload × trueかfalseを指定。trueを事前に動画を読み込んでおきます
loop × trueかfalseを指定します。trueを指定するとムービーをループして再生します
  • サンプルコード

[movie_new id="movie1" storage="sample.mp4" ]



[movie] ムービーの表示

  • ムービー

VR空間にムービーを表示します。

パラメータ必須解説
id × [movie_new]タグで指定したidのファイルをVR空間に表示します。name
x × VR空間のX座標を指定してください
y × VR空間のY座標を指定してください
z × VR空間のZ座標を指定してください。0が視点位置。数値が大きくなると遠くに配置されます
width × ムービーの横幅を指定できます。デフォルトは6
height × ムービーの縦幅を指定できます。デフォルトは4
  • サンプルコード

;動画を定義
[movie_new id="video1" storage="sample.mp4" ]

;VR空間にイメージを表示
[movie id="video1" x=10 y=10 z=10 width=600 height=400 ]



[movie360] 全天球ムービーの表示

  • ムービー

VR空間に全天球ムービーを表示します。

パラメータ必須解説
id × [movie_new]タグで指定したidの全天球動画ファイルをVR空間に表示します。name
  • サンプルコード

;動画を定義
[movie_new id="video1" storage="sample360.mp4" ]

;VR空間に表示
[movie360 id="video1" ]



[model_new] 新規3Dモデルの定義

  • 3Dモデル

VR空間で使用する3Dモデルを定義します。
ファイル形式はlgtfに対応します。

パラメータ必須解説
id 3Dオブジェクトに付与するidを指定します。実際にVR空間にイメージを表示するときに使用します
storage ロードする3Dオブジェクトファイルを指定します。ファイルはmodelフォルダに配置してください。lgtf形式に対応します
folder × 好きなフォルダからlgtfファイルを選択できます。modelフォルダ以外に配置した場合はここにフォルダ名を指定してください
  • サンプルコード

[model_new id="miku" storage="fileobj.lgtf" ]



[model] イメージの表示

  • 3Dモデル

VR空間にイメージを表示します。

パラメータ必須解説
id [image_new]タグで指定したidのファイルをVR空間に表示します。name
layer × 配置するレイヤを指定します。space(VR空間に配置)eye(常に目線に追従する) を選択します。デフォルトはspaceです
x × VR空間のX座標を指定してください
y × VR空間のY座標を指定してください
z × VR空間のZ座標を指定してください。0が視点位置。数値が大きくなると遠くに配置されます
xr × 物体のX軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
yr × 物体のY軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
zr × 物体のZ軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
wait × trueかfalseを指定。モデルの表示の完了を待つか否かを設定できます。デフォルトはtrue
scale × モデルの表示倍率を設定できます。例えば2を指定すると2倍の大きさ。0.5を指定すると半分の大きさでVR空間に表示されます。デフォルトは1
  • サンプルコード

;イメージを定義
[model_new id="chara" storage="sample.gltf" ]

;VR空間にイメージを表示
[model id="chara" x=1 y=0 z=4 ]



[button] グラフィカルボタンの表示

  • ラベル・ジャンプ操作

VR空間にグラフィカルボタンを表示します。
グラフィックボタン表示中は強制的にシナリオ進行が停止しますので、必ずジャンプ先を指定して下さい
ここから、移動した場合はコールスタックに残りません。つまり、リターンできないのでご注意ください
注意→fixにtrueを指定した場合はコールスタックに残ります。コール先からリターンするまで全てのボタンは有効にならないのでご注意ください
ジャンプ後に必ず[free]タグでボタンを非表示にする必要があります。

パラメータ必須解説
id ボタンにする画像を指定します。ファイルはプロジェクトフォルダのimageフォルダに入れて下さい
name × ボタンにnameを指定できます。animタグなどからこの名前でアニメーションさせることができます。
layer × 配置するレイヤを指定します。space(VR空間に配置)eye(常に目線に追従する) を選択します。デフォルトはspaceです
storage × ジャンプ先のシナリオファイルを指定します。省略すると、現在 のシナリオファイル内であると見なされます。
target × ジャンプ先のラベルを指定します。省略すると、ファイルの先頭から実行されます。
x × ボタンのx座標を指定します
y × ボタンのy座標を指定します
z × ボタンのz座標を指定します
xr × 物体のX軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
yr × 物体のY軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
zr × 物体のZ軸角度を指定できます。0〜360度で指定します
clickse × クリックしたときに再生するオーディオリソースIDを指定できます
enterse × フォーカスされたときに再生するオーディオリソースIDを指定できます
leavese × フォーカスを外れたときに再生するオーディオリソースIDを指定できます
time × ボタンが表示されるのにかかる時間を指定できます。ミリ秒で指定してください。
exp × ボタンがクリックされた時に実行されるJSを指定できます。
preexp × "タグが評価された時点で変数 preexpに値を格納します。つまり、ボタンがクリックされた時に、expでpreexpという変数が利用できます。"
trigger × ボタンが発火するイベントを指定できます。hand(コントローラーによるクリック)。eye(視線が指定時間重なったら発火。時間はeye_timeパラメータで指定できます)all(すべてのイベントに反応)デフォルトはhandです。
  • サンプルコード

[button id="oda.png" target=*oda]

[locate x=300 y=100]
[button id="toyo.png" target=*toyo]



[hand] コントローラー設定

  • システム操作

手で持つコントローラーの設定を調整できます。

パラメータ必須解説
visible × true か falseを指定します。falseでハンドコントローラーが非表示になります
color × ハンドコントローラーからでている光線の色を指定できます。0x000000の形式で指定してください
  • サンプルコード


[hand color="#eee" visible=true]



[eye] 視線の設定

  • システム操作

視線に関する各種設定ができます。

パラメータ必須解説
visible × true か falseを指定します。falseで目線のポイントが非表示になります
color × 目線のポイント色を指定できます。0x000000の形式で指定してください
time × [button trigger
  • サンプルコード


[eye color="#eee" visible=true trigger_time=1000 ]



[sky] 空の色を設定

  • システム操作

空の色を指定できます。

パラメータ必須解説
color 空に設定する色を指定してください。0xFFFFFF形式で指定します
  • サンプルコード

[sky color="0xEE33FF" ]



[msgopt] 標準メッセージ設定

  • システム操作

標準メッセージの各種設定を行えます。

パラメータ必須解説
fix × メッセージの表示方法を設定できます。trueを指定すると目線に追従します。falseを指定すると空間上に固定されます
x × メッセージを配置するx座標を指定します。
y × メッセージを配置するy座標を指定します。
z × メッセージを配置するz座標を指定します。デフォルトは2です。0だとVR空間で閲覧できませんのでご注意ください
time × メッセージの表示にかかる時間を設定できます。デフォルトは600ミリ秒
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード

[msgopt fix=true x=0 y=-1 z=2 ]



[exitvr] VRモード終了

  • システム操作

VRモードを終了して標準ブラウザに移ります。

パラメータ必須解説
指定できるパラメータはありません
  • サンプルコード